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大腸がんと乳酸菌





腸の中にはおよそ100種類で100兆個の細菌が住んでいます。そしてそのなかに体に健康効果を促す善玉菌がおよそ40種類、悪玉菌が30種類、悪玉菌が増えると害を及ぼすようになる日和見菌(ひよりみきん)が30種類が含まれます。
つまり善玉菌が多い状態が健康的ということですが、そのためにはヨーグルトなどに含まれる乳酸菌を摂ることが最も手軽な方法です。


実際の実験で、乳酸菌を摂ると大腸がんの発生にどのような結果が見られたかというと、乳酸菌を摂る人はわずかですが腺腫が減少しましたが、大腸腺腫の発生率や大きさにはほとんど影響が見られませんでした。これは大腸がんの発生を抑制することはできないが、細胞ががん化する進行を抑制する可能性が分かったことでもあったようです。


まだまだ研究途中らしいですが、乳酸菌が腸内の発がん物質を吸着させて排泄することや、免疫機能を活性化することが指摘されています。
さらにもう1つの酪酸の増加も大きな原因では。酪酸とはアポトーシスを促進する物質なのですが、アポトーシスは細胞に悪い変化が起こった場合に働くもので、遺伝子異常を起こした細胞も攻撃することで、これががんの抑制になっているのではと考えられているのです。
大腸がんの場合にも乳酸菌の摂取により増加した酪酸がアポトーシスの作用を促進し、大腸がんの発生を予防する可能性があるとも捉えられます。